釣りバカ クロダイ日報@千葉

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釣りってなんだろう?

ってそりゃ趣味だろうって、当たり前に返事が聞こえてきそうですが、、、

 

なんでも人類は旧石器時代から釣りをしているそうで、日本では江戸時代にはすでに釣りは「趣味」だったとか。

 

時代ごとに趣味の流行り廃りはありそうですが、釣りとキャンプだけは定期的にブレークがきますよね。どれだけ時代が移り変わっても、人間の本質はそう変化してないってことなのかな。

 

自分にとっても釣りは趣味といえるんですが、実際に魚を釣っていると「これは本当に純粋な遊びといえるんだろうか…」と思うことがあります。

 

 

炎天下の下、大汗かいて総重量10kgをゆうに超えるマキエと道具を持って地磯に向かってるときとかね。それでボーズだった日にはもう何が楽しいのかわかんない!お金と時間と体力を返せーってなります。が、翌週にはもう冷凍庫にオキアミが入ってる

 

釣りはギャンブルと仰る方もいますが、費用鯛効果、もとい費用対効果を考えればギャンブルですらない。よほど大釣りしないかぎり、エサ代と移動費、食費を考えると魚屋に行ったほうが安くて早い。。。

 

じゃあなにか。多分ですけど、我々釣師は、漁師なんじゃないかと。それも現金収入を目的としない、純粋な漁師です。いかなる悪条件でも、ぎりぎりまで知恵を絞って釣り糸を垂らす方法を考える。しかし命の危険がある際には潔く身を引き、コマセを冷凍庫に滑り込ませる口実を考える。。。何万円かかって、仮に一匹の釣果だったとしても、十分満足して酒の肴に頂く。

 

最近はまたまた釣りブームで、釣り具屋さんは大盛況、メディアでも釣り関連のチャンネルは大流行り、釣り場には大量のごみ、といつものパターンですが、ちょっと気になるのは「魚のリリース」ですね。

 

釣りが趣味とはいえ、命を頂く以上はあくまで狩猟であり、自然と命に感謝すべきだと思っています。じゃあリリースすればいいじゃん、って、それはただの動物虐待なんじゃないかと。魚に痛点・痛覚があるとかないとか、という議論以前に、自分より知性の劣る生き物(ときどき人間より賢い魚、魚より賢くない人間もいますがね…あ、僕です)の口に釣り針ひっかけて喜ぶって。たしかに魚の引きは楽しいですが、それだけを楽しみにしては、ただの悪趣味のような気がして。

 

できるだけ、食べられる魚が住んでる場所で、食べられる魚だけが釣れるような仕掛けで、食べきれる分だけを自然から頂く。

 

ってまぁ偉そうなこと書いてますけどね。小鯖にフグにネンブツダイ、、、かかっちゃうんですよね。いやぁ、本当に申し訳ない。できるだけ魚体を傷めないように海に帰していますが、どれだけ気を使っても人間が自然に介入する以上、無傷ではいられない。持って帰れる魚が釣れたら嬉しいし、締める前には必ず手を合わせますが、命を奪うことに変わりはなく。手の中で絶命する痙攣と引き換えに、無駄なく頂くね…と心中でつぶやくわけです。これを「趣味」と呼ぶべきか…