釣りバカ クロダイ日報@千葉

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きっと明日ならもっと釣れたはず!を確かめるために…南房総・洲崎西港

う~み~は広いな~荒れてるな~♪

ご~み~は浮かぶし~波か~ぶ~る~

 

はい!猛暑のなか釣り場を求めて彷徨うアングラーの皆様、ご機嫌いかがでしょうか?

台風一過の爆釣めざしていざ南房総へ、のつもりが勇み足すぎた私でございます。

 

釣行日は8月10日、台風の余波が残るものの、夕方からは風も波もおさまり天気にも恵まれる予定の大潮最終日。満潮は18:30の予定でしたので下げ狙いで行ってみました。

 

本来ならば一日置いた翌日のほうが状況はいいはず、、、と分かってはいたのですが、日程の都合&お盆に釣り(殺生)はしたくないという事情もあり。なにより「こんな日は海はどんな状態なんだろう」「外海が荒れてるなら内海に魚が入っているはず」という目論見もあってやや強引に釣行へ。

 

まずは、先日釣りブログの先輩が釣果をあげていた舟藤堤防へ向かいます。なお今回は息子も同行です。16時ごろ到着して堤防手前の磯を覗いてみると、大潮の満潮付近ということで定番釣り場は水没!でも波気と濁りが入って最高!と思いきや、海面には大量のごみが浮かび、おまけに強烈な向かい風です。いい感じなんだけどなぁ、、、と後ろ髪を引かれつつ、次は風裏となる岩井袋のトの字前へ行ってみました。

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岩井袋のトの字対岸です。こちらもゴミだらけの状況は変わらず…

 ところがやはり同じ海域ですので、波気濁り気は最高でも水中はごみだらけ。まったく釣りになりません。もちろん岩井袋の定番磯は風と波で危険な状況です。

 

そこで今度はすこし南へ下って大房岬(ちなみに”たいぶさみさき”が正しい読み方です。ずっと”おおふさ”だと思ってた…)の根本にある砂浜へ。

ここも定番の堤防は波をかぶっていますが、風は弱いしごみも浮かんでいません。

お!これはいけるか!?としばらく竿をだしてみます。強い波と流れでなかなか仕掛けが入りませんが、重めに落ち着けるとなんとか底を捉えた様子。が、こちらはごみのかわりに海藻の乱舞。一投ごとに海藻が釣れ、たまにウキを引き込むのはゴンズイちゃん。これが釣れるときはいい潮じゃないときが多いですね…ということで3度目の場所移動~

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いい感じなんだけどなぁ…魚影は遠く、海藻とたまにゴンズイが触るのみ…

途中で日没を迎え、夕飯タイムを挟んで洲崎まで行くことにしました。地磯は危険と判断し、洲崎西港に回ります。この港は僕の大好きな釣り場の一つです。足場が良く、探る場所がたくさんあり、魚種も多い。家族連れの釣りには最高のロケーションです。

ただ最近は有名になってきたのか混み合うことも多く、もとより小さい港で竿がだせる場所も限られているため、先釣者がいると諦めます。また堤防先のテトラを少し工事でばらしたようで、それ以来ちょっと釣果が落ちてきたように思います。自然は本当に繊細です。

 

運よくこの日は誰もおらず(まぁこんな日に釣りする人はいないか…)、風も波もおさまり状況はすこぶる良好です。

さっそく撒き餌を十分すぎるくらい投入し、まずは湾内の潮筋に流してみます。

今回は息子の分とあわせて竿が2本出せるので、一本は夜釣りの大物対策に道糸はナイロンフロート2.5号に3Bの電気円錐ウキ、ハリスは2号の2ヒロスタート。もう一本はサスペンド1.75号に0号ウキ、1.5号ハリスを1ヒロです。太めで底狙いか、細めで上~中層狙いか。まずは探りを入れてみます。

 

しっかーし。アタリはまったくありません。狙いどころを変えてみても反応なし。付け餌は取られるのでエサ取りはいそうですが、おそらく小指ほどの何かでしょう。4号のグレ鈎にもかかってきません。

 

これは敗色濃厚な予感…あぁ父の威厳が…ついに息子さんも座り込んでしまいました。

しかし彼は空を眺め、満点の星空に天の川を見つけ「宇宙ってすごいなぁ」とつぶやいています。普段は学校、塾、家の往復ですから、こんな経験をさせるのも親の務めかな、なんて自分を慰めてみたり。でも海の開放感はやっぱり好きですね。日常もたいして都会に住んでるわけではないんですが、海と空の広さはなんとも代えがたいです。

 

そうこうするうち、潮の流れに少し変化がでてきました。干潮に近づいて潮止まりになるはずが、沖風の影響からか底潮に動きがあります。再度奮起して、対岸にある堤防の基礎ブロックまわりを丁寧に探っていきます。かなり浅いはずなのでウキ下は半ヒロです。ゆっくり左に流れるウキの潮下に撒き餌を遠投。すると、ゆらゆら流れていたウキの動きが止まり、すーっと視界から消えていきます。ん!?んっ!?根掛か?と半信半疑のまま合わせを入れると、ガツンと大きな引き!ぎゅーんと右手に走りながら、再度竿がのされそうな突っ込みです。走るドラグを手で押さえながら、無事、息子の操るタモに収まったのは35cmの尾長グレでした。最初のアタリでボラか、よくても口太だと思っていたのでこれは嬉しい魚です。なんとか父の面目を保ちつつ、、、しかしこの時期のグレは磯臭さがなぁ…と独り言ちます。

 

魚体の色を見るに外洋からの回遊組ではなく、居着きのグレだったようです。その証拠に後が続きません…すぐさま同じ仕掛けで流すものの、息子の竿は沈黙のまま…

その間、私はまた別の場所を別のタナで探ります。すると今度は小さいアタリでウキが沈みます。すかさず合わせると、旬のイサキが釣れました。今度はこっちだ!と息子に指示して同じ設定で振り込みます。ほどなく彼の竿も曲がり、ようやく釣果を得ることができました。

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やっとの思いで手にした3匹。父の面目がなんとかなんとか立ちました(冷汗

今回はなんとなく潮の流れの悪さが目立つ釣りでしたね。やはり荒れの後は一日時間を置いたほうがよさそうです。浅瀬の釣りでは濁りが好条件とはいえ、南房総は荒れの日に起きる白濁りよりも、南風で起きる茶系の濁りのほうが釣果が出る気がします。

 

ちなみに夏グレは薄切の身を氷水につけて洗いにし、ゆず風味の酢味噌で、イサキは梅酢とネギでなめろうにして美味しく頂きました。どちらもビールとの相性抜群です。

 

今回も自然の恵みに感謝です!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!