釣りバカ クロダイ日報@千葉

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久しぶりにグレ釣りに行って来ました!

みなさまお久しぶりです!

ながーらく更新が空いてしまい申し訳ありません。お仕事やら雑用やら(毎度の言い訳…)でなかなか釣りに行けず、行ってもほぼ空振りのような状態でしたのでこんなことに。

とはいえ4月19日にやっとまともな釣りに行って来ましたのでご報告です。

 

今年の関東の春は雨が多く、まさに菜種梅雨といったかんじですね。ただ春先がこんなかんじだと、その年は魚がよく釣れるような気がします。今年は期待できるかな~。

 

さて今回釣り場所に選んだのは内房のフカセ釣師なら知らない人はいないであろう「ブクロ」です。もちろん池袋のほうではなくて、鋸南市にある「岩井袋」の地磯です。

まぁ場所としてはベタ中のベタ。目新しくもなんともない場所なのですが、それなりに実績の高い釣り場として知られています。

 

なぜこの場所を選んだのかといいますと、少し前に息子の地磯デビューでこの地に来たんです。その日は強風&雨という非常に悪天候で、まぁスケジュールの都合上しかたなかったとはいえ罰ゲーム的な釣行でした。もちろん事前に把握はしていたので予想通りではあったのですが、、、結果は足裏サイズの尾長1匹とカサゴちゃん。ただ最後の最後で私の竿に物凄い引きがありまして、しかもそれをハリス切れで逃してしまうという。。。息子の目の前で。。。笑

こうなるともうダメですね。心の中にメラメラと燃え上がるものを抑えきれず、とはいえ表情はあくまでクールに、さらりとオキアミを購入して今回の釣行となりました。

 

今の季節は「のっこみ」というクロダイの産卵期にあたり、その準備のため食欲旺盛になったクロダイがよく釣れる時期ではあるんですが、私は産卵前の魚を好んで釣るほど悪趣味ではありませんので基本はグレ狙いです。まぁ釣れたものは仕方なく、ありがたく頂戴するんですがね(だってなかなか釣れないし…)。

 

でもこれまでの釣りメディア、メーカー、個人ブログなどは「乗っ込み」を煽りすぎだと思います。有名メーカーのテスターさんなどが抱卵したクロダイを何枚も釣って自慢げにブログにアップしてたりしますが(そしてそういう人ほど”責任感を持って”場所を明かさない)、ほんと今だけ自分だけのことしか考えていないと思います。まぁ彼らは試供品や頒布品目当てで情報発信してるんでしょうがね。あるいは見栄かな?「俺、釣り上手いぜ、メーカーのテスターなんだぜ」って? アホらしい。釣り師の風上にも置けません。

もちろん私だって他の生き物の命を奪って生かしてもらっている業の深い存在でしかありませんし、SDGsなんて眉唾で聞いてます。そんな私でも、最近は魚が減っていることを肌で感じます。言わずもがな環境汚染は深刻です。そんな時代なんですから「せめて煽るなよ」とは思います。

あ、すいません。前置きが長過ぎですね…

ということで実釣開始!

当日は満月から3日後の中潮、朝・夕の6時過ぎが満潮の潮回りです。

よく「釣りは大潮がいい」なんて言われますが、場所・季節次第だと思います。なんとなくここ数年釣ってて、内房南房総中潮くらいがちょうどいいような気がしますね。大潮はたしかに魚の活性は上がるんですが、時合が短すぎて釣りにくいように感じます。潮の流れは魚にとって風のようなものです。風でエサが舞い上がればそれを食べに動きますが、私たちだって爆風のなかで長時間お花見しようとは思わないですよね。

 

時合は夕方と狙いを定め、お昼ごろゆっくり出発。途中お弁当を買ったり道の駅で休憩したりしながら、のんびり現地へ向かいます。

 

ちなみに私は撒き餌は事前に混ぜる派です。前の日にバッカンの中に配合エサをぶちまけ、よく混ぜ、その上に凍ったオキアミを載せておきます。翌日、出発前にオキアミのドリップを吸った配合エサと、溶けたオキアミを刻みながら必要に応じて混ぜておき、現地で海水を使って最終調整します。これだと釣り場に着いてからわりとスムーズに始められますし、家である程度混ぜてから手を洗えますので気持ちもすっきり。ま、車内はちょっとにおいますけど…

 

今回の撒きエサレシピは、オキアミ3kgにマルキューの「爆寄グレ」1袋、パン粉2kg、米ぬか1.5Lです。市販の配合エサは本来不要ですが、まぁなんというか、釣具屋さんに行くとなんか買いたくなっちゃうんですよねぇ。もちろんエサ取りを誘導するために入れるもので、本命を寄せるためではありません。

あとそうそう、このまえネットでナイスなパン粉を見つけたので貼っておきます。量、コスパ、内容のバランスがいい感じなのに関東の釣具屋さんにはあまり置いてないようです。僕は「アミ粉」入りと「アオサ」入りを半分ずつ混ぜて使っています。

 

 

陽も落ちかけた17時半ごろ実釣開始です。東~南風がやや強めですが釣りに影響を与えるほどでもなく、前回と同じく南向きの左側に釣り座を構えます。まずは先釣者が散らかしていった撒きエサを流しつつ…。

オキアミをつけて一投め。左から吹く風が上潮を少し引っ張っていますが、潮は全体的に左から右。風と潮が同じ方向ですから、道糸を風上に置きさえすれば、決して釣りにくい状況ではありません。

 

今回のタックルは前回の教訓をもとに、竿は磯竿2号の540をセレクト。懐かしき「NFT」の大磯という竿です。なんと30年ほど前の竿らしく、タックルベリーでお安く売っていました。ガイドはすべて直角ですし、持ち重りもしますが、竿の曲がり・粘りは最近の竿に引けをとらない…ような気がします。

 

道糸はフロートタイプの2.5号、Bの電気ウキにウキ止め、シモリ、デュエルのパワーノットサルカン、ハリスは安い2号、ハリはグレ鈎の5.5号です。

ふっつーでしょ笑。なんのヒネリもなく、ちょっと太めではありますが、フカセ釣りの教科書のような仕掛けです。ウキ下は仕掛けを底に落とさないように半遊動の2ヒロ半としました。

ちなみにパワーノットサルカンは釣具屋にはめったに売っていませんが、プラスチックでできた軽いサルカンです。直結してもいいんですが、根掛の際にウキロストするのが怖く、、、保険の意味でつけています。サルカン分の重さを考えなくていいのでオススメです。

 

 

最初の数投はマルキューの付け餌オキアミ、「スーパーハードM」で様子をみます。が、すべてエサ取りの餌食に。相変わらず、フグやネンブツダイが湧いています。

オキアミの尾をつけたり頭を外したり目だけとったり2匹掛けにしたりと色々試しますが付け餌は残らず、数回エサ取りをかけたところで付け餌を赤イソメに変更し、一匹まるまるをちょんがけしました。虫エサもやはりエサ取りの猛攻に会いますが、エサが大きい分グレのいる層まで届く可能性が高まります。

 

仕掛け投入前に撒き餌を5投、投入後にすかさずウキめがけてさらに10投します。まずはエサ取りを動かすのではなく、撒き餌の煙幕の中で付け餌を紛らわせる作戦です。イソメでもやはりウキがもぞもぞ動き、エサ取りの攻撃を食らっているようですが、オキアミよりは長く持っている様子。何度かウキが水面下10センチくらいまで沈んでは浮き、沈んでは浮きを繰り返しています。

 

そのうちエサ取りの層を抜けるはず、、、と思っていた矢先、電気ウキが視界から消える深さまで一気に消し込みました!

すかさず合わせをいれると、いい手ごたえです。岩井袋の南向きの釣り座は必ず手前のハエ根に逃げ込まれますので、魚をかけるとできるだけ釣り座の前に出て、手前に逃げ込もうとする魚を後ろから引くような恰好になるようにします。とはいえ2号竿のパワーのおかけで難なく上がってきたのは30センチほどの尾長グレです。

 

時合の到来かと、急いで鈎を新しいものに付け替えて再度投入するものの後が続かず、変わらずエサ取りの猛攻が続きます。

潮は左から右で変わりないのですが、釣り座の右手には沖合までハエ根が続いています。そこで、もしかすると左から来た潮は右手のハエ根に当たり、底潮は左に流れているのではないか?撒き餌は上層で右に流れているけれど、底の方では左に流れ、それを大型は拾っているのではないかと予想します。

 

そこで今まで通り釣り座の目の前に撒き餌を撒いた後、そこから竿一本分くらい左奥に仕掛けを投入します。通常は撒き餌と同じ方向に仕掛けを流して同調を目指すのがフカセ釣りのセオリーですが、今回は上潮に流されて右に流された仕掛けと、底潮で左に運ばれた撒き餌を出会わせてみようかという作戦(妄想)です。

すると、エサ取りのアタリがウキにでません。仕掛けを上げてみるとイソメはそのまま残っています。「これはいけるかもしれない…」

そこで、次は自家製のオキアミに付け替えて抱き合わせの2匹掛けにし、再度同じ方法を試します。

 

さて、、、結果は次回に続きます!